先祖の位牌・分家の位牌

【先祖の位牌が増えた場合】
先祖の位牌が増えて、仏壇に納めることがむずかしくなったときは、回出位牌(くりだしいはい)につくり変えることができます。回出位牌は戒名を入れる板が十枚くらい入るようになっています。

先祖のすべての位牌をまとめる意味で、「○○家先祖代々之霊位」という位牌をつくることもできます。この先祖代々の位牌は、一般の戒名の位牌より大きい位牌でつくる場合が多いです。

また過去帳にまとめるなど、いろいろな方法がありますので、仏壇店に相談するとよいでしょう。

【分家でも位牌をつくる】
昔の家長制度のもとでは、先祖の位牌は長男がお守りするというのが慣わしでした。
個人の気持ちを大切にする現代では、次男でも三男でも両親の位牌をつくることができます。
これを位牌分けといいます。
兄弟の数だけ位牌をつくれば、それだけ故人の供養にもなります。

また、次男三男で身内にまだ不幸のない家庭でも、自分のすべての先祖に感謝供養する意味で、「○○家先祖代々之霊位」という位牌をつくる場合もあります。

【戒名をつけないときの位牌】
戒名をつけないで葬儀をしたときは、後日、戒名が正式に決まってから位牌をつくります。
そのまま戒名をつけない場合は、「○○○○之霊位」というように生前の名前を位牌に記して仏壇に安置します。

【浄土真宗では位牌を用いません】
浄土真宗では位牌は原則として用いません。
過去帳や法名軸が位牌の代わりとなりますが、実際には、浄土真宗の家でも他の宗派と同じように位牌がまつられている場合も多いです。

【生前戒名を位牌に入れる場合】
生前に戒名が授かった人が、その戒名を記した位牌をつくるとき、その位牌を逆修牌といいます。
逆修牌の場合は、戒名の二文字を朱色にするのが通例です。

逆修牌に対して、亡くなった後に戒名を授かった人のためにつくられる位牌のことを順修牌といいます。


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